多くの犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈りいたしますとともに

いまなお避難生活を送られてる方々が、心穏やかに過ごせるように、

1日でも早く復興することを願います。

 

『お母さん、もう8年だよ』

 

2011年3月11日、東日本大震災から8年。

 

あの頃はまだ茨城県に住んでいました。

5歳だった娘が、

いつものように保育園でお昼寝をしてる時間に起きました。

 

あの日、キャディーの仕事をしてた私は、

遠くからだんだん近くに聞こえ出してきたゴォーという音に、

お客さまと

『地鳴り?』と、その直後に大きな揺れを感じました

 

しばらくして揺れがおさまり、プレー再開。

 

また地鳴りが聞こえた時には、8番のティグランドにいました。

今度は立っていられないほどの揺れを感じて、しゃがみこんでいたのです。

 

『いったいなにが起きてる?』と、言いながら携帯を取り出すお客様。

 

その直後、今度は地鳴りがすぐそこで大きな音を立てました。

 

その時には、お客様4人と自然と手を握りあいティグランドに寝転びました。

 

『ただごとではない』心臓はバクバクするし、握った手には力が入り

 

揺れが収まった時には、携帯のラジオから聞こえてきたのは

 

東北の津波情報。

 

このあたりは?どうなってる?

 

でも、わからないまま。

 

すぐに避難の連絡が入り、カートに乗ってカート道路を降りると

 

地割れしたコース、歪んだカート道路。

 

とにかく戻ることに精一杯でした。

 

『子供達は?』

と、思って携帯から電話をかけても繋がらず、どうしてるだろう?

そんな焦りを感じながら、お客様と情報を取ろうとしても

茨城のことは、ラジオからは流れてこない。

 

ただわかったのは震度6強という大きい地震があったことだけでした。

16時20分、お客様全員が退館されてすぐに帰宅。

 

道路に出るなり、信号機は倒れ、ブロック塀は崩れ、屋根の瓦は落ちてる。

とにかく保育園に行くしかない!

 

18時10分、いつもは30分で着く道が、2時間弱かかったのは今でも覚えています。

 

お迎えに着いた時には、保育園は真っ暗。

玄関を開けると、懐中電灯を持った先生が出迎えてくれて

『今連れてきます』と、ホールで避難した娘が先生に抱っこされてきました。

 

無事でよかった・・と、抱きかかえると小刻みに震えていて。

お姉ちゃんは?と聞くのです。

 

当時6年生だった娘。

地震のあと、近所の友人から15時過ぎに娘さん預かってるからね!

無事だからね!気を付けて帰ってきて!と

メールをくれてました。

そのあとのメールに

彼女も娘さんを隣の市まで迎えに行かなければならない。

うちの娘を置いていくべきか?それとも連れていくべきか?

 

どっちにしても、危険度は高い。

 

娘に聞くと、一緒に行くと言ってるので連れて行きます。

 

必ず連れて帰ってきます。というメールが入ってたのです。

 

しかし、そのメールに返信したくても電波の状況が悪くて送信エラー。

もう、無事に戻ってきてと願うことしかできませんでした。

彼女たちが帰ってくるのを5歳の娘と家の中で毛布にくるまって待ちました。

 

19時40分、娘とようやく会えて。

『死ぬかと思った・・・怖い・・』と。

 

 

余震が続く中消防車が回りながら

火はつけないでください。ガス管からガスが漏れてる可能性もあります。

と言いながら回っていたので、暖をとるのは毛布のみ。

 

余震が来るたびに、しがみつく娘。

真っ暗な家の中で、この子達を守りきれるのだろうか?

 

と思っていた時に、娘を預かってくれてた友人のご主人がきてくれて

 

一人で娘さん2人といるのは危ないから、うちに来て!!

他にも集まってきてるからと。

 

ありがたい言葉でした。

 

みんなで、ラジオを聴きながらカップラーメンを食べて。

とにかく朝が来るまで、みんな一緒にいよう!と、暗い部屋に懐中電灯をつけて

一夜を過ごせて、本当に心強かったです。

 

当時6年生だった娘の小学校は翌日から休校。

卒業式ができるかどうかわからないまま・・。

 

卒業式3日前、予定通り卒業式を行います

ただ、なにか起きたときにはすぐ避難体制へと切り替えての式典になります

という連絡が入りました。

 

無事卒業式もできましたが、体育館の扉は開けたまま、

ほとんど飾り付けもないままの卒業式でした。

 

いま思えば、余震もある中で先生たちは卒業式を無事にできるのだろうか?

準備は間に合うのだろうか?と、様々な思いで決行を選んだと感じてます。

 

 

5歳だった娘は、中学生になり

11日は学校でみんなで黙祷するんだよ。

 

『お母さん、黙祷するの忘れないでね』

 

いつまたあの地震が来るかもしれない。

 

避難する場所はどこなのか?学校にいるとき、家にいるとき、出先だったら?

と、再確認をしておきました。

 

本当にいつどこでなにが起きるかわからない

 

それは誰にもわからないもので。

 

だからこそ、今を大事に生きて行こう。

 

いざという時に頼りになるのは、ご近所の方たち。

最近では隣に住む人のこともよくわからないとなってしまってる傾向。

ご近所の方を知るということも、いまを生きてる私たちが

忘れかけてる大切なことだと娘との会話で改めて実感しました。

 

皆様もご家族や大切な人と、防災のことや、いざという時のことの

お話をする時間がありますように。

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