彼岸に入り、店頭でぼた餅がたくさん並んでるのを見ると、祖母を思い出します。
子供の頃、お彼岸の時に祖母が作ってくれたぼた餅はたっぷり餡子を巻いたぼた餅で、
お鍋いっぱいに炊いた餡子、きな粉に、黒ごまのぼた餅をお皿いっぱいに作ってくれました。
祖母の味は思い出せないけれど、作ってくれた事は今でも思い出します。
そんな祖母のことを真似てみながら、娘の記憶に残るようにと久しぶりにぼた餅を作りました。
餡子を炊くって難しいでしょ?面倒くさくない?と聞かれたりのですが、
想像以上に簡単に作る事ができますので、餡子作りのレシピを紹介します。
小豆・・200グラム きび砂糖・・150g(甘さ控えめ) 大きな鍋、しゃもじ。
作り方
- 小豆を洗い、鍋にお水と小豆を入れて火にかける(中火)
*お水は小豆がしっかり浸るくらいの量
*小豆は煮ると、2.5倍〜3倍に膨れるので、大きめの鍋で煮
- 沸騰したら火を止め15分ほど蒸らした後に、煮汁を捨てる。
これを「渋切り」と呼び、小豆のアク抜きをする事で、渋みがとれてさっぱりとした餡子に仕上がります
- 水を切った小豆を鍋に入れ、再度たっぷりのお水を入れて煮る。沸騰したら弱火にし、
途中、お水の量が減ってきたら、小豆にかぶるくらいに足し水をしながらコトコト1時間ほど煮る。
- 小豆を取り、指で簡単に潰せるくらいまで煮る。
この時に、いくつかの小豆を潰して、指で潰せれば火を止め蓋をして10分ほど蒸らす。
*小豆に芯が残ってしまうと、お砂糖を入れてから小豆は硬くなってしまうのでしっかり炊きあげる。
小豆を煮てる時の匂いも、どこか懐かしさを感じる匂いですよ♫
- 蒸らし終わったら、ざるにあけ水をきり鍋に戻し、お砂糖を入れて中火にかける。
ここまできたら、後少しで出来上がりますよ〜♫
- 火にかけたら、お砂糖と小豆を練るように混ぜ合わせていくと、
お砂糖が溶けだし、小豆に馴染んでくるとツヤが出始めて、粘りが出てくる。
*小豆のつぶし加減はお好みでOK。お好みの硬さより、柔らかいくらいになったら火を止めて、
お皿に移して冷ます。(お鍋美入れたままだと余熱で砂糖が煮詰まりくどくなってしまうので。
*小豆のつぶし加減はお好みでOKです
- 仕上げにほんの少しお塩を入れると、味が引き締まった餡子に仕上がります。
時短で作りたい時には、保温の効く容器にお湯と小豆を入れて一晩寝かせ、お湯を捨ててから小豆を煮れば
渋切りの作業がはぶけます。
ケーキも好きだけど、和菓子はもっと好きになりました♫
と、感じる事が多くなってきたのも年齢を重ねたから。と感じています。
体が欲しがるものって、その時に体が必要としているもの。
餡子が食べたくなるのは、小豆には血の巡りを良くする働きがあったり、腸を整えてくれる食物繊維もたっぷり。
良質なタンパク質も含まれてるので、基礎代謝をアップしてくれたり、お肌の調子も整えてくれるビタミン B群。
まさに、女性の美活に小豆はコマメに働いてくれるのです。
餡子のぼた餅に、私は美活に欠かせない酵素サプリメントをきな粉の代わりにして作ったぼた餅もプラスして、美活パワーをチャージしました!
季節の変わり目節目のぼた餅作りを、楽しみつつ祖母との思い出を伝えながら娘とお彼岸を迎えました。
ふと、祖母にもあったはずの更年期。どんなものだったのかな?と感じたので、またブログに書いてみます。
春分の日、関東地方では雪予報が出ています。
季節の変わり目、体調くずさぬよう温かくしてお過ごし下さい(^ ^)