10月4日 水曜日 術後4週間が経ちました。
秋が深まり始めました。
今日で、上皮内ガンと診断されて2ヶ月、退院して1ヶ月が過ぎました。
まだちょっと気になるニオイのおりものが続いてますが、おかげさまで、順調に回復しています。
(気になるニオイのおりものは、傷口の修復の時に出るものだそうです。)
過ぎてしまえばあっというまだった2ヶ月。私にとってこの2ヶ月は今までになく濃い時間を過ごしてます。
そう、これからの人生を変えてくれてるかのように発症した子宮頸がん。
それも、HAPPYな人生へと・・・変わっていく時だと思っています♫
私にも来た「人生まさかの坂」
30代の時に、管理栄養士をされてる80歳女性の栄養学の講演会で
長い人生を歩んでいく中での、『まさかの坂』というお話を聞きました。
- 自分自身や家族の病気
- 死別
- 離婚
- 失業
えっ?なんで私がこんなことになるんだろう。
思ってもみなかったことが起きる時が『まさかの坂』
この栄養士の方は歩く病気の百科事典と言えるくらい数多くの病気それも大病を経験した方でした。
『もうまさかの坂だらけでしたよ』と、笑って話す姿は、大病をされたように見えず、
80歳と聞いた時には、会場全体が『え〜見えな〜い!若く見える〜!』と驚きの声だったのを覚えてます。
まず食事を見直そうという思いから栄養士の資格をとり、そして、ご自身の体験を活かしながら、
講演会活動で『食の大切さ』を伝えよう!私の目指す『ぴんぴんころりん』で人生の最期を迎える方を増やしていきたいと話されてました。
『私はね、病気をするたびに前向きパワーがでるみたいです!』
と、いうお話は当時の私には、ピンとはきませんでした。
そう、私は手湿疹に悩まされ続けてはいたものの、命にかかわるような大きな病気をしたことがありません。
あれから15年
離婚というまさかの坂を2回経験して、やっと子育ても落ち着いてきたと感じていました。
そこに、またまた『まさかの坂』の子宮頸がん。
正直、離婚のときよりいろんなことを考えました。
けれど、悲観的ではなく、自然とポジティブに考えている自分がいました。
子宮頸ガンがきっかけで、
あの時講師の方がお話しされていた『病気によってパワーアップ』ということを実感しています。
離婚も病気も、私にとっては必要だった。
この体験を、活かしていきたいと思っています。
友人が私に言ってくれたように
『不安になった時も心細くなった時もいつでも話を聴くよ!』と
言える人になろうと思っています。
まさに、更年期真っ只中で受けた、子宮頸がん円錐切除術は、新たな私を産み出す手術になりました。
回復の途中で、
『最近、綺麗になったね!しなやかさがでてる感じ♡』と、病気を告げていない知人から言われたときには
『そぉ〜ぉ♫ありがとう』とうれしかった。
『怖い病気のがん』を患い、いつも当たり前にできていることが、かけがえのないうれしさになりました。
これからできることやりたいことをリストアップする最近、告知の日から2ヶ月が過ぎようとしています。